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梅雨が明けると、私のスケジュール帳にひとつ、大切な書き込みが増えます。
それは「初蝉(はつぜみ)の声を聞いた日」。
横浜から京都へ移り住んだ最初の夏、一番に驚いたのが蝉の鳴き声でした。
関東でおなじみの「ミーンミーン」ではなく、頭上から降り注ぐような「シェイシェイ」という大合唱。あとから、それが西日本を代表する「クマゼミ」の声だと知りました。
強烈な日差しと、耳をくすぐる蝉しぐれ。京都の夏が本格的に始まった合図です。
そんな夏が訪れると楽しみになるのが、「ワンシーズンにひとつ、とっておきのかき氷を味わうこと」。ここ最近の私のマイブームは、甘酸っぱく爽やかな「柚子」です。
澄み切った夏空のもと、御所の緑を眺めながら強い日差しの中を歩き、虎屋菓寮へと向かいました。身体に心地よい夏の熱を感じながらたどり着いた、あの日のひとときをご紹介します。
御所の緑を抜けて。虎屋菓寮の庭園で過ごす夏の午後
あまりの暑さにふと天を仰ぎ見ると、そこには夏をリアルに感じさせる、絵に描いたような澄み切った青空が広がっていました。
その強い陽射しの下、京都御所の深緑を眺めながら歩を進め、たどり着いたのは「虎屋菓寮 京都一条店」。
夏の熱気を肌に感じつつ暖簾をくぐり店内へ一歩足を踏み入れると、外の猛暑が嘘のように、しんと澄んだ静けさと心地よい冷気が全身を包み込んでくれました。

※画像はイメージです
通された席から見えるのは、青もみじや苔の緑が生き生きと輝く美しい日本庭園。
外の眩しい夏光と、目の前に広がるしっとりとした緑。その鮮やかな天と地のコントラストを眺めているだけで、すーっと汗が引いていくのを感じます。

※画像はイメージです
爽やかな香りと甘酸っぱさ。虎屋菓寮の「青柚子氷」を味わう
運ばれてきたのは、目にも涼やかな「青柚子氷」。
透明感あるガラスの器に高く盛られた氷には、青柚子ならではの上品で鮮やかなグリーンのシロップがたっぷりとかかっています。

※画像はイメージです
さっそくスプーンを差し込み一口運ぶと、青柚子特有のフレッシュで爽やかな香りが鼻を抜け、キュッと心地よい甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。ほんのりと感じる柚子皮のほろ苦さが実に大人好みの味わいです。
スプーンを深く進めていくと出会えるのが、羊羹や和菓子で磨き抜かれた「とらや」だからこその贅沢な仕掛け。爽やかな氷の下には、丹念に練り上げられた上質でなめらかな「白餡」がひっそりと忍ばせてあります。
そして、食べ進めるほどに気づかされるのは、一皿のなかで「3つの味わいの世界」を愉しめるという贅沢さです。
まずは、青柚子シロップがかかった氷だけで、きりっとした甘酸っぱさと爽快感を堪能。次に、氷の奥からすくった白餡を単体で味わえば、老舗ならではの品のある甘みと繊細な舌触りが口いっぱいに広がります。
そして圧巻なのが、青柚子氷と白餡を一緒に口へと運んだ瞬間です。すっきりとした青柚子の酸味を、白餡のやさしいコクがまろやかに包み込み、単体で食べたときとは全く異なる深みのある美味しさへと昇華します。青柚子のフレッシュな魅力は、まさにこの白餡があってこそ引き立っていたのだと実感させられました。青柚子と白餡の見事な調和は、「餡」をなりわいとする和菓子屋さんの矜持を感じさせる、なんとも贅沢な味わいでした。
実はこの青柚子氷、京都地区限定で味わえる特別な一品。きりっとした青柚子の酸味を、老舗が誇る白餡のやさしいコクがまろやかに包み込む味わいは、まさに餡を知り尽くした和菓子屋のかき氷だからこそ成せる技です。
冷たくなったお口を優しく休ませてくれるトッピングで追加した白玉。氷・餡・白玉が織りなす食感と味わいの変化を、最後まで存分に楽しめました。
京都で出会った、老舗ならではのかき氷といえば、平野神社・さわのかき氷も忘れられない一杯でした。
夏の京都でしか出会えない、涼やかなひととき
「青柚子氷」は、夏の京都エリアでしか味わえない非常に特別な限定メニューです(7月上旬〜8月下旬頃の期間限定販売)。
京都御所からもほど近い歴史ある地で、青空と庭園を眺めながらいただくかき氷は、暑い京都の夏を上質な思い出に変えてくれます。青柚子のフレッシュな甘酸っぱさと、とらやが誇るなめらかな白餡のハーモニーは、この時期に京都を訪れたならぜひ味わっていただきたい逸品です。
夏の陽射しを避けつつゆったりと楽しむなら、比較的落ち着いている開店直後や午後の早めの時間帯を狙って訪れるのがおすすめです。
もう一度、あの夏を訪ねるなら

御所の緑を抜けて虎屋菓寮へ向かった、あの日の道のり。もしまたゆっくりと京都の夏を訪ねたいと思ったら、御所からもほど近い場所に宿を取って、朝の涼しいうちから歩き出すのもおすすめです。
店舗情報 虎屋菓寮 京都一条店
住所:京都府京都市上京区一条通烏丸西入広橋殿町400
電話番号:075-441-3113
営業時間:10:00〜18:00(ラストオーダー 17:30)
休業日(定休日):元日/毎月最終月曜日(※祝日・12月は営業)
アクセス:地下鉄烏丸線「今出川駅」6番出口より徒歩約7分
公式サイト(株式会社 虎屋):https://www.toraya-group.co.jp/toraya/shops/detail/?id=55
京都の夏を、おうちでも愉しむ
青柚子氷の余韻が残る帰り道、ふと思いました。この爽やかな涼を、家でも味わえたら——と。
幸い、青柚子氷の魅力を支えていた「柚子の爽やかさ」と「とらやならではの上質な甘さ」は、どちらもおうちで再現するヒントがあります。今日は、私が実際に選ぶならこれ、という2つをご紹介します。
柚子シロップ|京都水尾ゆず
青柚子氷のあの爽やかな香りと甘酸っぱさが忘れられず、かき氷やソーダに合わせられる柚子シロップを探してみました。京都・水尾のゆずを使ったものなら、あの日の味わいを思いながら楽しめそうです。かき氷はもちろん、炭酸で割ったり、紅茶に垂らしたりと、夏の間じゅう活躍してくれそうです。
商品名:果実を丸ごと使った柑橘シロップ 京都水尾ゆず(720ml)
価格:3,610円(税込) ※送料無料
おすすめポイント:
京都・水尾産の高級ゆず果汁と皮を丸ごと使用した無添加シロップ
かき氷にかけて「京都の青柚子氷」をおうちで再現
炭酸割りやアイスティー、お料理のアクセントにも幅広く利用可能です。
とらや 小形羊羹
そしてもうひとつ、私が自分用に選ぶならこちら。青柚子氷の氷の下に忍ばせてあった、あの上質な白餡の味わいが忘れられず、とらやの小形羊羹を取り寄せてみました。ひと棹ずつ個包装になっているので、暑い日の合間、ひんやり冷やしてひとくちいただく——そんな贅沢な休憩時間にぴったりです。
商品名:【とらや】夏パッケージ小形羊羹 14本入(NK14)
価格:4,752円(税込) ※送料無料
おすすめポイント:
青や緑を基調とした、目にも涼やかな夏限定パッケージ
伝統の「夜の梅」をはじめ、切らずに手軽に味わえる人気の小形サイズ
お中元や手土産はもちろん、自分へのご褒美(おうちカフェ)にも最適
※ご予算や用途に合わせて、手軽な5本入(1,000円台)や10本入(3,000円台)などのサイズ展開も用意されています。
まとめ
真夏の京都の暑さを忘れさせてくれる、虎屋菓寮の「青柚子氷」。
青柚子の爽やかな風味はもちろん、氷の下にひっそりと忍ばせられた白餡の深い味わいは、まさに老舗和菓子屋だからこそ出会える贅沢な一品です。
夏の京都を訪れた際は、ぜひ歴史感じる静かな空間で、今だけの特別な涼を味わってみてはいかがでしょうか。
あの本格的な味わいを、おうちでも気軽に。
おうちで再現!ふわふわかき氷器
虎屋菓寮のような極上の「ふわふわ氷」をおうちで再現するなら、氷の削り心地にこだわったかき氷器が欠かせません。専用の製氷カップで作った氷をセットするだけで、お店のような食感が手軽に楽しめます。
商品名:電動ふわふわとろ雪かき氷器(製氷カップ2個・レシピ付き)
価格:5,478円(税込)〜 ※送料無料
おすすめポイント:
レビュー多数の大人気定番モデル!
お店のような口どけなめらかな削り氷が作れます
ボタンを押すだけのワンタッチ電動式で、力を入れずに手軽にふわふわ氷が完成
専用の製氷カップとレシピブック付きで、届いてすぐにアレンジ氷が楽しめます。

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