こんにちは!京都スタイル・エディターのkyonosoraです。
この度、私は「香りの哲学」を持つNY発のフレグランスブランド、ル ラボ(LE LABO)の京都店を訪問しました。この店は、古い京都の伝統が息づく京町家をリノベーションした、世界でも類を見ない特別な空間です。
外見の侘び寂び(わびさび)からは想像もつかない、研ぎ澄まされた香りの世界。それはまるで、五感を静かに呼び覚ますような、「静謐な空間」での贅沢な時間でした。
単なる店舗レポートにとどまらない、ル ラボが大切にする「心身一如」の創作哲学に触れた特別な体験を、貴重な体験の詳細レポートとしてお届けします。
訪問:京町家という特別な空間の魅力
1【京都町家店訪問】京都らしい風情ある佇まいと20分の待ち時間
私がルラボ京町家店を訪れたのは、平日金曜日の午後3時頃でした。古都の静かな町並みに溶け込むような京町家の佇まいは、それ自体がアートのようでした。
しかし、その奥ゆかしい佇まいとは裏腹に、人気は想像以上。入店まで異国の観光客に紛れながら約20分ほど待ちましたが、その間、親切な女性スタッフが丁寧に対応して下さいました。世界的に話題の香りである抹茶26などの魅力や、京都町家店の雰囲気について、興味深いお話しをたくさん提供してくださり、待つ時間も楽しさに変わりました。
店内は秋の風情を感じさせるディスプレイが施され、グローバルチームが手掛けているというレイアウトは、まさに新旧の美意識が調和した「静謐な空間」そのもの。一年を通して使えるユニセックスなフレッシュな香水が並び、とても落ち着く雰囲気でした。
2京町家店のラボで触れる「ル ラボの香りの哲学」
ル ラボの香りの哲学は、この京町家店の空間全体で体感できます。 京都町家店には「ラボ」があり、購入するフレグランスの最終調合であるフレッシュブレンディングが、お客様の目の前で行われています。
このプロセスは、私たちが単なる既製品を購入しているのではないこと、そして、世界中の創り手の想いが詰まった香りが、この京都の特別な場所で完成するという、強いこだわりを教えてくれます。
ラボスタッフの方が丁寧にフレグランスのラインナップを案内してくださる様子は、私たちをル ラボの奥深い香りの世界へと誘ってくれました。

Photo by Ichiyo
新しく10月に販売開始されたパフューミング ハンドクリームなど、ボディケアやシャンプーに至るまで、豊富な商品ラインナップにも香りのこだわりが貫かれていました。
体験:五感を研ぎ澄ます特別な時間
3 京都町家店独自の「坪庭でのテイクアウト体験」
ル ラボ京都町家店で体験できる坪庭は、この店だけの特別な空間です。
私は娘のIchiyoと抹茶ラテを購入しました。目の前でお抹茶を点ててからオーツミルクで仕上げられた 抹茶ラテは、お抹茶の旨味がしっかり感じられる飲みごたえのある美味しいドリンクでした。私たちはこのドリンクを、テイクアウト形式(長居はできないスタイル)の坪庭の片隅にある木椅子で心ゆくまで堪能しました。

Photo by Ichiyo
京町家特有の小さな坪庭を愛でながら香りの余韻に浸る時間は、まさに五感を研ぎ澄ます静謐な贅沢。この一期一会の体験こそが、この京町家店が持つ最大の魅力だと感じました。
私たちがカフェに立ち寄ったのは次第に日が暮れゆく時間帯で、わずかに差し込んでいた光はあっという間に消え、代わりに町家の灯りがともる光景を目の当たりにしました。私たちはその移ろいを静かに見届けました。その中でいただく抹茶ラテは、まさに五感を研ぎ澄ます静謐な贅沢な時間でした。

Photo by Ichiyo
4 外国人観光客を魅了する香り「マッチャ26」
ショップでは、常に多くの外国人観光客が入れ替わり立ち替わり訪れており、その世界的な人気ぶりが窺えました。
特に注目を集めていたのが、2021年に発売された「マッチャ26」。その名の通り26種類もの香料が含まれており、ゴマなどの香りがほのかに感じられる、外国人に特に人気の香りだそうです。その他、京都限定の特別な香りとして「オスマンサス 19」や、レザーの香りを持つ「SANTAL33」なども目を引いていました。

Photo by Ichiyo
哲学:すべては心身の調和から始まる
5 京町家店で触れる「静謐な美意識」<心身一如、守破離>
私がこの空間で受けた感銘は、単なる「静謐さ」を超えていました。
わずかな光の移ろいや、古木の香りが持つ静かな緊張感と解放感。こうした五感の調律が、ル ラボの創作の根幹にある深い哲学を無言で物語っているのを感じたのです。
空間全体から立ち上る「心身一如」という美意識は、単なるコンセプトではなく、人の心と身体、そして創作に対する哲学として深く息づいていました。
伝統的な京町家という空間は、「守破離(しゅはり)」の精神に基づき、古き良きものと現代的な創造が対立ではなく「調和」していることを視覚的に教えてくれます。

Photo by Ichiyo
こうした五感すべてが整えられる空間こそが、ル ラボの香りに安らぎと他では得られない奥行きを与えているのだと確信しました。

Photo by Ichiyo
まとめ
6 まとめ:ハイエンドギフトへの期待
ル ラボの京都町家店訪問は、五感を研ぎ澄ます静謐な時間であると同時に、ブランドの深い哲学に触れる貴重な体験となりました。
次回は、今回触れられなかったNO13、NO19、NO29、NO33といったル ラボのハイエンドな香りを深掘りし、お歳暮ギフトにも最適なラグジュアリーアイテムとして詳細にお届けします。
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